部屋の窓は、お風呂場と違い湿気がないから、と安心してしまいがちですが、冬場の結露などで実は水に濡れることが多い場所です。
空気中には、ホコリやカビの胞子が漂っていますから、これが水分と組み合わさると、窓のサッシのパッキンや窓ガラスそのものにもカビが生えてしまいます。
カビは、見た目がよくないのはもちろん、何より胞子が飛んで、アレルギーやぜんそくなどを引き起こすのが注意したいところですよね。
そこで、窓掃除をするときのポイントとして、簡単にカビを除去する方法についてご紹介します。
窓掃除のポイント 窓ガラスのカビを除去する方法
まずは、簡単に除去しやすい、窓ガラスのカビの除去方法をご紹介します。
中性洗剤を使って
窓ガラスは、奥までカビの菌糸(カビの根っこ)が伸びていきづらいので、中性洗剤と水を混ぜたものを利用します。
これをタオルに含ませて、窓ガラスを拭くことで、中性洗剤(界面活性剤)を薄くのばします。
のばした中性洗剤をきれいな雑巾やタオルで拭き取ります。
最後に、必ず乾拭きをして、水分をきれいに取り除きましょう。
重曹を使って
お掃除の味方、重曹を使った方法をご紹介します。
まず、水100mlに対して重曹小さじ1を加えて、重曹水を作ります。
重曹水をスプレーボトルなどに入れて、窓ガラスに吹き付けます。
このまま、きれいな雑巾やタオルで拭き取ります。
汚れがひどい場合などは、スプレーした上からキッチンペーパーを貼りつけて、しばらく置いてから拭き取るといいですよ。
最後に、必ず乾拭きをして、水分をきれいに取り除きます。
窓掃除のポイント サッシのパッキンのカビを除去する方法
サッシのゴムパッキンについてしまったカビを除去する方法をご紹介します。
塩素系漂白剤を使って
カビキラーなどの市販の塩素系漂白剤を使います。
まず、キッチンペーパーを水で濡らして、固く絞ります。
これを三つ折りにして、パッキン部分に張り付けていきます。
貼り付けたキッチンペーパーに塩素系漂白剤を含ませていきます。
液だれに備えて、サッシの周辺の床には新聞紙やキッチンペーパーを敷いておきましょう。
20分ほど置いて、キッチンペーパーを取り除き、水で濡らして固く絞った雑巾で水拭きをします。
最後に、乾いた雑巾でしっかり拭いて、水分をきれいに取り除くと完了です。
【注意点】
塩素系漂白剤は強力なので、ゴム手袋とマスク、あればゴーグルまたは眼鏡を使いましょう。
窓を開けたり、換気扇を回したりして、換気をしっかり行いながら掃除をしてください。
クエン酸と重曹を使って
クエン酸パウダーと重曹パウダーを用意します。
同量のクエン酸パウダーと重曹パウダーを混ぜ合わせます。
できた混合パウダーをカビの生えている個所にまぶしていきます。
そこに、スプレーボトルを使って、泡が立つ程度に水をスプレーします。
約30分おいたら、固く絞った雑巾などで水拭きをした後、乾拭きをしてしっかり乾かして完了です。
縦方向のパッキンを掃除するには、まず、水100mlに対してクエン酸小さじ1/2を加えて、クエン酸水を作りましょう。
このクエン酸水をカビの生えた個所にスプレーして、窓ガラスの項でご紹介した重曹水をスプレーすると泡が出て、汚れが浮き上がります。
液だれと蒸発の防止に、キッチンペーパーとラップを貼り付けて密閉しておくとよいですよ。
しばらく放置した後、水拭きをして、最後に乾拭きで仕上げます。
まとめ
窓周りは、サッシのパッキンはもちろん、ついつい触ってしまっている窓ガラスにもカビが生えてしまいます。
湿度の高い梅雨の時期や、結露する冬場は、要注意です。
パッキンのカビは、根が深くまで侵入しているので、そのまま拭いても取れません。
ここでご紹介した方法を、ぜひ試してみてくださいね。