友人は国際結婚して欧州在住なのですが、
たまに日本のことを現地の皆さんに話す機会があるようです。
その中でも毎回毎回、決まって受ける(?)のが、
「日本の学校では、生徒が掃除をするんです」という話題。
「げーー!何で?汚いじゃない!専門業者がするんじゃないの?」
「幼稚園でやるところもある!?冗談でしょ!」
「えっ…それは何、経済的な理由から?」
「それで、子どもは文句言わずに掃除するの!?すっごーい!」等と、大げさにびっくりされます。
日本に旅行経験のある人は「ああ、だから日本はどこへ行っても公共の場が綺麗なのね…。」と納得顔。
子どもが学校の掃除をする日本
友人もこうして話すことで初めて、この日本特有の習慣を
「そうか、これって特異で、しかもすごいことなんだ…」と改めて再評価したのでした。
自分たちの使った空間を自ら責任を持って掃除する、
というのは基本的ですが、かなり大事なことです。
本来ならば、幼少期から自宅での掃除実行で培う考え方でしょう。
ですが、それを「自分のうち」のみならず
「学校」という公共の場に拡大させることで、
衛生観念の大切さを発展させているのが日本だと思うのです。
訪れる外国の方がいつまでも「すごっ!キレイ!」と感嘆するような、
そんな日本であってほしいですね。