家の周りに置いてあるエアコンの室外機。
その前を通った時、暖かい風と臭いを感じた事があるでしょう。
その臭い、室外機から臭っていると思っていませんか?
実はそれ、室外機だけが問題ではないことも。
室外機からの臭いの原因は様々あります。
なのでこれから、それぞれ原因と対処法をわかりやすくご紹介していきますね。
(1)そもそも室外機の役割は?
まず室外機とは、室内機の中の熱を逃がす為のものです。
室内機と室外機は管で繋がっていて、その中には冷媒(れいばい)と呼ばれるものが行き来しています。
室内機では部屋の空気を吸い込み冷媒に熱を持たせて室外機へ送り出します。
室外機では熱だけを放出し、冷たくなった冷媒は再び室内機へ戻っていきます。
要するに排気口のような役割を担っているのが室外機です。
(2)実はエアコン自体が問題なのかも!室外機の臭いの原因とは
まれに室外機の周辺で排気ガスやドブの臭いが強い場合は影響を受けることはあります。
しかし、室外機からの臭いの多くは、室内機が吸い込んだ部屋の臭いやカビによるものです。
もし旦那さんが喫煙者であるならタバコが原因だったり、料理などの生活臭、あるいはエアコン内部や室外機に繋がっている管に発生したカビも原因の1つです。
(3)すぐ出来る!臭いの元を断ち切る方法をご紹介!
・タバコや生活臭の場合
まずは部屋の換気をこまめにしてみましょう。
汚れた空気を出来るだけエアコンに吸わせない事が大事です。
・カビの場合
エアコンの中を掃除しましょう。
フィルターや送風口は汚れていませんか?
フィルターは外側から掃除機でホコリを吸い取りましょう。
また、月に1度は水洗いもしておきたいところです。
水洗いする場合はフィルターの内側から水をかけましょう。
送風口は割り箸など細長いものにキッチンペーパーを巻き付けて汚れを拭き取りましょう。
汚れが落ちにくい場合は水かぬるま湯で湿らせます。
ただし水分が残らないようしっかりと絞ってください。
お掃除の後や、冷房など使った後は1時間ほど送風運転をしてしっかり乾燥させましょう。
他にも、室外機と繋がっている管はたるいんでいたりしませんか?
その管がたるんでいると、中に水分が溜まってカビが発生していることがあります。
たるんでしまうほど長い場合は余分な部分を切るなど調節しましょう。
(4)まとめ
室外機の臭いの原因と対処法はおわかりいただけたでしょうか。
室外機はファンが回っていて空気を取り込むと思いがちですが、実は熱を逃がしているだけなんです。
試してみて効果が無ければエアコンクリーニングを頼むのも一つの手です。
室外機点検も行っている業者もあるので相談してみましょう。